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『エリアレポート』では毎回ECOTエリアの名所をご紹介します。
『お散歩コース −有 松−』2003年1月号
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緑区有松(ありまつ)町は名古屋市の南東部に位置し、現在でも昔の面影を残しています。
今回はそんな有松(名古屋鉄道『有松駅』の南側)を歩いてみました。
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有松山車会館 |
竹田庄九郎の碑 |
有松・鳴海絞会館 |
服部邸 |
常夜灯 |
竹田邸 |
岡邸 |
小塚邸 |
東海道五十三次二代目松 |
祇園寺 |
天満社 |
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有松・鳴海絞会館では資料や製品を、有松山車会館では秋の有松祭りで使われる山車を展示しています。
毎年10月の第1日曜日には『有松祭(ありまつまつり)』が行われます。
| ●有松・鳴海絞会館 |
| お問い合わせ | 052-621-0111 |
| 入館料 | 一般300円(映画なし100円)、小中高生100円 |
| 開館時間 | 9:00〜16:30(実演は16:00まで) |
| 休館日 | 水曜(祝日の場合は翌日休) |
| ●有松山車会館 |
| お問い合わせ | 052-621-3000 |
| 入館料 | 一般200円、小中高生100円 |
| 開館時間 | 9:30〜16:30 |
| 休館日 | 水曜 |
※共通券(有松・鳴海絞会館、有松山車会館)一般450円


有松・鳴海絞会館の裏手には竹田庄九郎の石碑があります。通りから少し入ったところなので見落としがちですが、竹田庄九郎は有松絞を考案した人物なので、有松を語るには必要不可欠な人です。
碑の周りには竹がたくさん生えていてとても静かでした。


有松はくねくねした旧東海道の細い道沿いに昔から残る商家などの建物が軒を連ねています。
中でも岡邸(左写真)は有松宿に残る絞商の町屋の典型で最も古いものの一つとされています。小塚邸・竹田邸とともに市指定文化財となっています。
意外なことにこの道、とても交通量が多いのです。建物や立札に気をとられていると車にひかれてしまいますのでご注意ください!


『松がたくさんおいしげっていたところにできた村だから「有松」という名前がついた。』という説があるほど昔はたくさんの松が生えていたそうです。
そんな有松に残るこの東海道五十三次の松は二代目。私はもっと大きな松を想像していたのですが、そんな予想に反してとてもかわいらしい松が生えていました。
『この松は東海道が開かれた当時からこの場所にあった樹齢三百年のなこりの大木から採種し育てたものです』(石碑より)
なるほど、そう言われてみると、我が家の松とは違って見えてくる...。


有松では『史跡散策路』が設定されており、まちのいたるところに案内図を見かけます。写真もその一つです。この案内図があるのでガイドブックがなくてもOK!
そして、建物の多くは県や市の文化財に指定されており、それらの前には説明が書かれた立札も設置されています。
(写真は東海道五十三次二代目松の横にある案内図です。)
有松は、旧東海道の鳴海と知立の宿の間に、慶長13年(1608)に、合宿(あいのしゅく)として開かれた。尾張藩の奨励により、阿久比村から移住した人たちの一人、竹田庄九郎により、絞染めが考案され売り出されると、藩の庇護も受け、絞は有松名産として、全国にその名が知られた。有松は絞と共に繁栄したが、天明4年(1784)、大火が起り全村ほとんどが焼失した。村の復興に当り、建物は従来の萱葺(かやぶき)を瓦葺にし、壁は塗籠造り(ぬりごめづくり)、2階の窓は虫籠窓(むしこまど)に改め、当時の防火構造で造られた。豪壮な商家が建ち並ぶ現在の町並みは、このときに形成された。商家の建物は、中2階建切妻平入りで、1階の前面についている半間の土庇(どひさし)の下は、昔は絞の店頭販売の為に、大きく開かれていたが、今は格子が付いている。
(名古屋市教育委員会の立札からの抜粋) |
有松絞は尾張藩の移住奨励策により慶長13年(1608)知多郡阿久比村より移住してきた竹田庄九郎によって始められたといわれている。
築城工事で名古屋へきていた九州豊後の者が着用の絞染衣類にヒントを得て、九々利染(くくりぞめ)の手業(てわざ)を考案し、研究の末、馬の手綱までつくった。寛永18年(1641)同地を通行の二代藩主徳川光友に献上、さらに将軍綱吉にも献上された。
また、この地に移ってきた豊後(大分県)の医師、三浦玄忠の夫人が、国元で覚えた括り絞りの技法を村人に伝授し、その育成に貢献した。今に伝わる三浦絞である。
その後二代庄九郎の時になって三浦絞の新しい染を開発し、また藩の保護もあって急速に発展した。
(名古屋市教育委員会の立札より) |
現在名古屋市は、有松を町並み保存地区に指定し、伝統的建造物や、町並み保存上必要な物件を定め、古い町並みに調和した景観の整備に努め、建物の修理・修景工事の補助事業を進めています。

有松では町並みの雰囲気を壊さないよう、信用金庫(左写真)も周囲の景観にあわせてつくられており、とても面白く感じました。皆が心をあわせて景観を守ろうとしている気持ちが伝わってきます。
今はまだ寒いので「外に出るのはちょっと...」という方も、春になり暖かくなったら有松を歩いてみてください。「名古屋市内にこんなところがあったんだ...」と、きっと思うはずです。ご近所の江戸情緒を味わってください。
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リポーター:MAKI-bou
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